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時間がすべて解決するというのは嘘だ。 すべてを忘却の彼方に追いやってどうでもいいものにして台無しにして、問題そのものを風化させるだけだ。
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何もしていない時間ほど人を不安にさせるものだ。 忙しいときは目の前のことにかかりきりになるから他に意識を割くことはない。けれど、暇なときはあてどない未来のことを考えてしまう。 そして、勝手に鬱になるのだ。
ねぇ先生 私たちこの先生きてて何かいいことあんの？ （高城めぐみ）
いいじゃない、昔好きだった子とデートなんてロマンチックで／あれを好きだったとは言わないですよ／どれを好きだったとは言わないのかな？／ただ一方的に願望押しつけてたというか、勘違いしてただけで、それを本物とは呼ばない(雪ノ下陽乃／比企谷八幡)
あるよなー。前担当がしれっと残していく過去案件。 前任者に問い合わせても昔のことだから覚えてないとか言われんだぜ、どうしろっつーんだよ。 おかげで俺も辞めるときそのまま手をつけずに後任に引き継いじゃったよ。こういう悲しい負の連鎖を断ち切るためにも俺は絶対に働かない。
トラウマのフラッシュバックは二段階ある。まずハイテンションに破壊的衝動が訪れ、その後、ローテーションな憂鬱が襲ってくるのだ。
ぼっちには「バカをやる」という行為がなかなか理解しがたい。ノリが悪いと言われる所以だ。別に恥ずかしいわけでないのだ。ただいろんなことを考えてしまうから簡単には動けない。人の迷惑ではないだろうかとか危なくはないだろうかとか自分が入ることで今の楽しい空気が乱れはしないだろうかとか。
懐かしいと感じるのは、たぶんいろんなものが変わってしまったからだ。 いずこかで同一性を失ってしまったから。二度と同じものを手にすることがないとわかっているから。 だから、懐かしい。 確かに動いて始まったのなら。きっと、いつかは止まって終わるのだ。
親しいつもりでも聞けないことはたくさんある。 未来のこと。現在のこと。そして、過去のこと。どこに地雷が埋まっているかなんてわからない。 無理に聞いて、自分の望まない答えが返ってきてしまったら。そう考えるだけで言葉に詰まってしまう瞬間はきっとある。
変わる世界の中で、変わらずにはいられない関係はたぶんあるのだろう。取り返しがつかないほどに壊れてしまうものも、きっとある。 だから、誰もが嘘をつく。 …けれど、一番の大嘘つきは俺だった。
マイナス思考の理想論者なんて初めて見たわ……。あなたの思想が流行ったら地球は滅亡するわね