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占うまでもないさ。小松君の料理への情熱が、ライブベアラーの心のアクを抜くとね。 あ、今、邪悪の悪（あく）と、料理の灰汁（アク）を掛けたわけじゃないよ。
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中身の薄っぺらい人間ほど、プライドは厚いもんだ。
フフ…コンビじゃねーか どこへ行くにも心はいつも一緒ってことだ！
自慢じゃねーがオレは高級ブティックにブランド物のバッグを買いに行く奴の気持ちはわからねェ…
外車を何台も乗り回したり、ダイヤ（石ころ）の入った似たよーな腕時計を何個も買い揃える奴の気持ちも全く理解できねェ…
だが、うまいモンが食いたくて定食屋に駆け込む奴の気持ちは分かる…
腹がへって腹がへって死にそーな程空腹な奴が…スーパーマーケットで目の前のパン切れを…盗んじまう…それだって簡単に理解できる
いいか小松…食いたい気持ちは罪なんかじゃねぇ！
もっと胸を張れ!!いつだってキレイ事を言う奴は本当の空腹を知らねぇ奴らさ…!!
お前がなぜそこまでカチンときてんのか知らねーが…とにかくそこはお前にとって「大事なこと」ってワケだ…「譲れない部分」であり「守るべき何か」…
いずれにせよ男同士！！本気で拳を交えなきゃわからねーこともあるかもなァ
痛みとは、体を走るものじゃねえ。
―痛みとは、心に刺さり、締め付けるもの。
グルメ番長、愚衛門（ぐえもん）。
…実際は無神経で、品のねえただのキモイおっさんだったぞ。
―その無神経さをちと習いに行ったのさ。
へっへっ いつの時代も酒はうまい…
雨の日も晴れの日も・・・酒はいつもと変わらずうまいんじゃ
変わるのはいつも飲む者の心・・・ワシらの心が酒の味も変える・・・
ずっと穏やかに・・・おいしく酒を飲みたいもんじゃがのぅ
あらゆるものへの感謝と敬意。
この気持ちを片時も忘れず、常に心の中心に据えておく。
これが食義の基本の構えじゃ。
おいで三虎…さぁ涙を拭いて… 誰かに傷つけられて…心がしわくちゃになった時は… いつでも私たちが…愛情のアイロンをかけてあげるから…忘れないでね… あなたの人生に家族(みんな)がいたこと… ずっと忘れないでね…ずっと――
自分の為ではなく 誰かの為に「元気になりたい」と思えるのはなんと幸せなことでしょう