「 キャロル 」 の名言集
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物語…それは情報ではなく情報の蓄積でもない…考えられた結果だ。キャロル、お前はなぜこの物語が1930年11月に始まると考えたんだ?例えばだ!キャロル!!それは、1711年大西洋航行中の「アドエナ・アビス号」の船内から初めてもよいかも知れない。或いはそれは、大陸横断特急「フライング・プッシーフット号」を襲った、人知れず闇へと葬られた惨劇から初めてもよいかも知れない・・・にもかかわらず、キャロル。お前は1930年11月を物語の始まりに選んだ…それは何故だ?/副社長それは…それはですね、分かり易さと言う事を考えたからです。私達の目にこの事件が飛び込んで来たのはあの時が最初でした。だから・・(副社長/キャロル)
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我々はあの虹に対して、子供の頃から何の疑いもなく美しいものだと思っている。それは、なぜか。光の屈折など知らない人々は、天変地異の前触と思う事もあるだろう。あの虹をつたって何か、よからぬものが降りてくるかもしれない。あの虹の根本では、草木が燃え尽きているかも知れない。我々はなぜあの七色と言う情報にメルヘンを感じる事ができるのであろうか。考えて見た事はないか?/ないです。だって考えたってわかりませんし、それに私達の仕事は考える事じゃなくて既にある結果を人に伝える事ですから。(副社長/キャロル)